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イベント前の息抜き

 

と言うのは言葉の綾で・・・郊外の古民家や、空いている土地を再利用してカフェなどが出来ている現状を、興味深く見ていました。そこで、両親の所に顔を出した序でに下調べをしていた施設に寄ってきました。

 

国道から少々、坂を上がって行った途中に建物が見えました。外観は落ち着いた風情ですね。隣り合った場所には所謂、古民家カフェも。

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中に入ると結構、見晴らしが良い事に気付きます。

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周辺で収穫された果物や農産品、米の量り売り等が目に付きます。

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飲食ができるスペースは、意外に天井が高く、壁際に薪ストーブが備え付けて有りました。

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メニューの中から、南山城産の紅茶とアテを。

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当日の御薦めは、入ったばかりの和栗との事でした。画像はモンブラン的な奴です。

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私の方は、予想以上に大きかったシフォンケーキ(アールグレイ)です。大きくてもフワフワだから簡単に食べきれる、その説明通りでしたが驚きは、横に据えられたクリームの方で。油っこさが無くてミルク感が強い物でした。

後日、話した料理人に依れば、練乳を加えると近い仕上がりに成るかもと。その伝で行けば、コンデンスミルク(無糖)や粉末状のミルク成分を混ぜても可能な気はしますが、この新鮮さ迄も再現できるのか、興味深いです。

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席からは下を走る国道・田畑を挟んで向かいの山肌が良く見えました。寒さが厳しく成れば、より紅葉もハッキリするし、冬枯れの草木も目立つのですが、当日は小春日和と言えそうな天候でした。

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両親の家では、結構なミカンと柿が生って居り。

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柿の方から収穫を。

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渋柿とは違って甘い方ですので、ジャムにする以外はスライス後に干す位しか無いかなと。

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魚を干す際に重宝している網で、試しに干してみました。

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自宅に帰り付き、次の日には知人からの貰い物が。小振り乍ら、結構な量の太刀魚です。

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太刀魚は塩焼きが旨いのも勿論ですが、刺身が好きなので、何種類かの切り方で比べて見る事に。更に余った分は、教えて貰ったしゃぶしゃぶで試しました。

左端のでっかいのは、カフェで購入のレモンとミカンの掛け合わせの物です。皮を薄く剝いて刻んだ物を使いました。

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丹波から送って貰ったのを保存していたとの事で、土産に持ち帰った黒豆の枝豆とで頂きました。

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今週末の砥石館イベントに向けて、良い気分転換に成ったのは確かですので、肥後守の研ぎ体験イベントでは楽しんで頂ける様、努めたいと思います。

 

 

 

 

 

砥石の日のイベント

 

毎年、砥石の日は10月14日なので、イベントも当日と思われがちです。そうで無くとも、(日曜にズレると既知の人でも)14日の直近だと考える様です。実際には14日の前にも後ろにも、そして結構、離れた日付にも成ったりします。

私の知人にも何人か、22日以外だと認識していた人も居ますし、自分でも近年まで同じ感覚でした。其れ位、余り関係性が強くないと言うか、自らも出向く様に成るとは思って居なかった訳ですね。やや引き籠り気味、までは行かずとも、大勢が詰め掛けるであろう場所は苦手な方ですので。

しかし偶々、去年は御誘いを頂き、田中砥石のブースの手伝いをして来ました。其れが如何なる経緯を辿ったのか、今回は研ぎに関する講演をする事に成りました。直前まで、技術指導的な方向かと思って居たので、喋る役割だと発覚してからは幾分、困惑しつつも取り上げる項目を選んだり、その際に話す内容を纏めたりして行きました。

 

其れとは別に、話した内容を実証実験的に反映できる様、幾つかの刃物も研いで置きました。結果的には、用意した全てを見せたり切ったりに使えなかったのですが、実際に手にして試して貰った方々には、或る程度は楽しみつつ納得して頂けたのではと感じました。

 

下画像は、単に普段使いの包丁ですが私の研ぎ方の特徴が少しでも伝わるかなと・・・持参したのですが出す余裕が無かったですね(笑)。他の、出刃・ビクトリノックス・モーラで手一杯に。

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此方が其の、モーラです。何方も緩いハマグリ(切れ優先)に研いであった物を、片方はベタ研ぎ気味に・もう一方はハマグリを強めにして、差を体感できるかなと。

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二本目も

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さて当日は、13:00からの講演に合わせ、午前の遅めに到着しました。前回は裏の搬入口からでしたので、正面入り口は今回が初です。

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予想以上に広くて、複雑な構造でした。御蔭で中々にたどり着けず、予定より余計に到着が遅れてしまう事に。

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案内板に従って進みますが

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一階だと思って居た会場は、前回もそうですが、地下だったと。そう言えば、エレベーターに乗ったのだから一回な訳は無かったですね。

下りた所から進んで行くとリフォームに関する展示や、当日は関係する会場も。

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無事に到着です。

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砥石の画像は少々、ピンボケになってしまいましたが

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隣の研ぎ場では、来場者が熱心に研ぐ姿が見られました。

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手挽きの体験も継続で

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会場では、三重の松阪から来訪の理容師かずけんさんや、特に関東の採掘場の歴史などを研究されているチヨウさんと旧交を温めたり。近況を尋ねたり、砥石関連の情報を交換したり。

他にも、嘗て研ぎ講習を受けて頂いたH様と御会い出来、3~4年前に私がお出しした紅茶の御礼にと、下画像を頂戴しました。

当日は砥石の購入も考えて居るとの事でしたので、丁度?一つ残って居た小振りな水浅葱(超硬口+目の細かい)を薦めました。僅かな可能性ですが相性の如何は未確認ながら、砥石その物は剃刀用としては一級品なので、名倉なども含めて使いこなして頂ければと思います。頂いた紅茶も興味深く、感謝致します。

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チヨウさんからは、調査した資料を纏めた物と、現場を回って地元の方からの協力を得て、集めた砥石の内の一つを頂きました。いつも有り難く活用させて頂いて居ます。

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肝心の講演ですが、自己採点では何とか及第点かなと。如何せん老若男女のプロ・ベテラン・中級者・初心者・一般の方の混成と思しきグループ相手ですので、どの範囲に合わせて解説しても不満や不足が出ると考えて居ました。

そこで窮余の策として、包丁・ナイフの一般的な刃体形状をカタログ風に図示して並べ、刃の付け方の概論、研ぎの基礎・応用と其の効果を、体験を交えて語りました。また使用する俎板や切り方の適不適で、刃物の耐久力や研ぎ直す頻度は変わり、切る対象や使い手の好みでも研ぎ方を変える必要性にも言及。但し砥石の扱い方・手の位置・研ぐ方向などの実技面は、隣の本会場で実際の研ぎを指導されて居るので、其方でと。

更に、予定では合間合間で質問コーナーを設け、受け答えを交えて進行をとの想定にも関わらず反応は薄目、其の為、最後の余興?として並べかけていた横の机の上の刃物類と新分類を移動、試し切りの実演で間を持たせました。

最後には凡その予定通りに、興味を持ってくれた方々が演壇?の周りに集まってくれ、刃物を手に取ったりビニール・新聞の束を切って見たりしつつ、刃物談議に花を咲かせました。唯一、心残りだったのは其の中に、普段は包丁にシャープナーを掛けているが砥石なら如何なる物がと聞いて頂いた方。どんな不満が有るのか・包丁の状態の程度は・砥石の揃えられる数と予算は、と余りにも聞き出す事柄が多かったので、不満が出るまではシャープナーで済ませ、いざと成れば砥石に進めば良いのではと、答えるに留めた事です。

刃先の厚みが増し過ぎたり、欠け等の損耗が激しければ、粗砥から。そうで無くても中砥が必要。面直しにはダイヤモンド砥石。切れに拘るなら仕上げ砥(人造でも天然でも)の購入も視野に入ります。シャープナーからのステップアップとしては、最低でも中砥とダイヤを買えと勧めて良い物かどうか、思案のしどころでは有る訳です。加えて、鋼材や硬さによって選択する砥石の製造法・メーカーの特徴も考慮しなければ成りません。況してや相性の良い天然砥石の選別などに至っては、徒に推奨するのも憚られます。

生活の中で研ぎに割ける時間の多寡も関わって来ますので、其の方がこのブログを見て下されば、当時の私の苦悩も御理解いただけるのではと微かな期待をしてみたり。

 

 

 

田中さん達がブースを片付け始めた所で、最後まで並んでいた砥石が多い事に気付き、自分用に一つ選びました。実は会場に着いて早々、田中さんから村上も買わないか?と聞かれ、少し前にエネキーを止められた人間に言われてもな(笑)。と返したのですが(笑い事では無い)、講演の謝礼として幾許かの収入には成るだろうとの皮算用(何時ものドンブリ勘定)の下、コッパを差し出しました。まあ、結果的には田中さんから当日の御礼として頂戴してしまい、恐縮です。

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ほんの少し、ブースの片付けを手伝い下画像のタオル迄も頂き会場を後視したのでした。

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表通りでは、時代祭りの余波が未だ続いている雰囲気で、国内外からの観光客が三々五々、帰路に就く所の様でした。

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イベントでは、私の拙い説明にも関わらず、最後までご清聴を頂き有難う御座いました。之までの人生で縁の無かった、殆ど喋りだけの仕事でしたので、不調法も有ったと思われますが、大阪の人間としましては面白さの不足も合わせ、今後の課題として活かして行く所存です。

 

 

 

 

 

2023 刃物祭り

 

この前の日曜日は、数年ぶりに関の刃物祭りへ出掛けて来ました。理由の一つは、服部に居た頃の先輩と合う為の、恒例の機会と成って居た事。コロナに因る自粛や規模の縮小を挟んだので、本当に久々に成ってしまいました。

もう一つは、二週間ほど前に日野浦さんとの連絡時(注文品の催促)、「今は海外出張前なので行くつもりは無かったが、村上と会える+ブースに座っている時に出来なかった通りの見物ができるなら、行こうかな」との事でしたので、日時を合わせて出掛けました。

 

 

事前の準備として土曜日に、先輩の好物の奈良漬けを購入。此方は十数年振りでしたか、しかし店舗は変わらずに盛況な様子でした。

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ブログを通じての知人・世話に成っている方・親への土産の分も合わせて。

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もう一つ、日野浦さんからの砥石選別の依頼を頂いている中、採掘の進むペースに御付き合いを願っている関係上、申し訳無いので私の御薦め中砥を御土産として持参する事に。幸い?対馬は触れる機会が薄かったらしいので、恐らく楽しんで貰えそうです。

 

以下は手持ちの対馬です。使い勝手が良く、研ぎ減りも少ないので気に入って居ます。

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そして、御土産用に用意した対馬。珍しい色のカシューで養生されて居ましたが、少し擦過傷が見られたので、自分でも透明の物で塗って見た所、やや落ち着いた居色合いに。

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あと日野浦さんからは「作業途中の段階だが、刃の方は見せられる」と聞いて居ましたので、代わりに私の手持ちの司作を研ぎ直した状態を見て貰おうかと。

以下の様に、何種類かの小割りを用いて(各種浅葱でも新たに数種を作って)地金に合う仕上がりを模索しましたが、最近の地金は数年前までの物とは異なり、同等の研ぎ肌には成らない事が改めて分かりました。

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とは言え、相応の仕上がりには成りましたので、研ぎ方の方向性を把握する練習にも丁度、良かったと思います。今回は、入手時の切り刃の状態から厚みの調整と、刃先の角度の研ぎ分けから進めましたので、傷消しは程々にして有ります。

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柳の方は、少し前に研ぎ直したので、其の儘で見せに行く事に。結果的に、「此処まで研ぎ込むのは大変なんだよな」とのコメントでした。御自身による、相当な研ぎへの拘りと年季を感じさせますね。刃体の形状の追及にも、納得と高評価を得られている様子で何よりでした。

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さて当日の刃物祭り二日目、日曜は昼前に到着しました。体育館(アウトドアナイフショーのブースの場所)をぐるりと回りつつ、日野浦さんを探しましたが見付けられず。代わり?に息子さん(睦氏)のブースの方に顔を出して挨拶し、少しの会話後に捜索を再開。

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結局、見つかりませんでしたが携帯での遣り取りでは、予想以上の挨拶合戦に成って居るとの事でしたので、食事場所の予約かたがた、刃物会館の方へ向かいました。

(服部での先輩には、すんなり合流できたので奈良漬け・砥石を手渡して、夕刻頃に再度の合流を約しました)

途中、郵便局周辺には御洒落な美容院とホテルが並んで新設されていて、暫く見ない内に様変わりしたなと感慨深い想いも。

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肝心の新生、刃物会館はガラスを多用した近代的な外観と成って居ましたが、その画像を撮るのを忘れる程、前庭での催しが気に成りました。

自衛隊の兵員輸送車でしょうか、其れとバイクの近くで記念撮影をしている人々が。さらに奥には特設ステージでライブも。何故か、国交省の投光器を備えた車両も出ていました。

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刃物会館の内部は、スペースの多くがショーケースに割かれていました。昔と比べて、山林道具や工具類は影を潜め、調理器具に重きを置かれている印象です。就中、キラキラと綺麗なハンドル材を使用したモデルが目を惹きます。

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期せずして日野浦さん御夫婦と取引先の方、其れに私を含めた六名での食事と成り、何故か当方まで御馳走に与ってしまうと言う経緯を経て、屋外に出ると結構な雨模様。全身防水仕様の私では有りましたが、通りを見て回りたいとの御意向を聞いていたので、台風傘を持参していました。其れを使って貰って移動と成りました。

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日野浦さんの車で、御持参下さった包丁類の刃を確認。しかし、予定していた二種類は含まれていなかった為、(注文を受けていた別種の分を)代わりに指定して仕上げまで頼みました。

思えば、出会ったのは2002年(2003年だったかも)の刃物祭りでしたので、今回の刃物祭りで丁度、二十年程の御付き合いと成りますね。時間が経つのは早いものです。

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車を出て別れた後、先輩と合流しようと再び体育館へ。息子さんが片付け中でしたので、先輩の片付けを待つ傍ら短く会話し、残って居た味方屋作の鉈を一本、購入しました。

司作の鉈と違って、味方屋の鉈は十数年前に大阪のナイフショップで竹割鉈を購入して以来です。其方は、狙いが其れて先端をコンクリートの床に打ち付けた際も、派手に欠けずに小さな欠けと捲れに終わったので其の熱処理に感心し、以後、何度か使いながら研いで来ました。

 

下画像は今回、購入の品です。五寸の両刃で、手持ちの司作の片刃の鉈の三本とは異なる使い方が出来そうです。

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数年前に研ぎ、仕舞って置いた竹割鉈ですが、一部に変色が見られましたので、研いで置く事にしました。

最初は、曇り仕上げで終えていたので、自作の革シースと云う事も有ってか、やや深錆と言えるレベルを地金の二か所に発生させてしまいました。

其の後、刃金は殆ど鏡面・地金は半鏡面仕上げとする事で、明らかな錆の発生は防げています。私が鏡面・半鏡面を推奨する理由は、単に永切れのみならず、この様な経験を踏まえたが故です。

 

研ぎ前、画像では判別困難ですが刃元の両側に変色。

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刃先も、やや角度の不正確さが残って居ましたので、対馬で研ぎ直してから硬口・超硬口の仕上げ砥で。地金部分は、千枚の小割り其の他で均し研ぎ。

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研ぎ上がりです。使用目的が目的ですので、嫌でも荒っぽく成り勝ちゆえに、仕上げの傷消しは程々で勘弁して貰いましょう。

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此れで、或る程度は地金も均一性・防錆性が向上。

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刃先部分は、包丁類よりも数段、鈍角のハマグリに

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刃物会館では、こんな物も選んで来ました。家に有る物は、良く切れるステーキナイフとソコソコ切れるステーキナイフですが、何方も厚みが薄いので、食パン・バゲット・パンドカンパーニュをスライスして袋に詰め、冷凍した物を分離させ役割には負担が大きい様子。此れは余り切れそうに無い代わり、厚みが充分ですから、パン同士を剥がすのにちょうど良さそうだなと(笑)。

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大阪へ帰る間際までは、先輩と恒例の喫茶タイムで近況を語り合い、またVG10の無垢材でペティを作って欲しいとの依頼が有った際には、製作を願いたい旨の要望を伝えたりして時間を過ごしました。

 

あと、司作を注文頂いて居る皆さんには、御待ちの期間が続いて居ますが、とうとう御本人とラインの交換もしましたので、より直接の遣り取りも可能と成りましたので、何とか目標の製品の製作まで漕ぎ着けたいと思って居ります。

 

 

 

 

 

天然砥石館イベントでペーパーナイフ作り

 

先週末は前回と同様、天然砥石館で行われたイベント、アルミ棒を鍛造してペーパーナイフを作る体験を手伝いに行って来ました。

これまた同じく、前日から出掛けて手伝いの方宅に泊めて貰い、約束通り?に料理もして来ました。パエリヤでも、と言ってしまった手前、在り合わせと、当日追加の買い出し材料で其れっぽい物を何とか(笑)。

かなり古い使いさしのサフランを、此処ぞとばかりに全投入しましたが、全体に比して不足だった様で、予想より薄い色合いに成って仕舞いました。

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次の日は当然、予定通りに砥石館でイベントです。

下掲は今回も、開始前の時間で内部の各所を取って置いた画像です。

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画像を撮っても未だ時間が余って居たので、改めて上野さん(旧館長・顧問?)と研ぎ方の議論に。過去には結構な期間を共に活動して居ましたし、その間、私の研ぎ方の説明を聞き、間近で観察し、其れで試し切りをしても居た訳ですから、それなりに御理解を頂いて居ると思いきや・・・そうでも無かった事に驚き、思わず笑ってしまいました。

「切り刃には、刃先に向かって鋭角化する漸次ハマグリ(等高線で言えば幅が広くなって行く)を付け、刃先寸前からは鈍角化して行く漸次ハマグリ(等高線で言えば幅が狭まって行く)とする。加えるなら、ベタ研ぎの刃に肉を盛った様な形状もハマグリと言えますが、ベタ研ぎの刃から肉を削いでもハマグリに成りますので、私の研ぎ方は後者寄りです。おまけに、鋭角化部分・鈍角化部分の双方で、切っ先に向かって鈍角⇒鋭角にもして行きますので、切り刃部分には同一角・同一厚みの部分は存在しません。洋包丁・ナイフに適応する際は、小刃部分の幅を広げて上記内容を圧縮して構成しています。以上を、外観を大きく変更せずに一定範囲に納めています。糸引きを正確に踏襲さえ出来れば、何度かの性能回復は容易です。」

書き出してみると、まあ自分でも世界有数の面倒な研ぎ方をしている(其の上、普注意してみても普通に見える)自覚は有りますので、止むを得ないと納得出来る部分は有りますが、此れではブログを読んで貰っても研ぎ講習に来て貰っても、中々に伝わり難いだろうなと再認識させられる出来事でした。

 

 

最初の枠に申し込まれた参加者の皆さんに、田中さん(新館長)が説明する場面までズレ込んでいた上野さんとの議論でしたが、鍛造開始の合図と共に早々に切り上げ、作業に掛かります。

丸棒の叩き始めは方向と打つべき範囲の把握が難しいので、決めた表裏の二面を或る程度、叩いて広げて行く切っ掛けまで済ませてから渡します。

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平たく長く打ち延ばした所で、主として私が担当し、ベルトサンダーにてナイフ形に整形。画像は旧館長と成った上野さんです。

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削り出した後は、脱脂と洗浄で染色に備えます。

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アルマイト処理で、任意のカラーリングです。

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愈々、ダイヤモンド砥石で刃を研いで行きます。アルマイト処理されたアルミ表面は、天然はもとより人造の砥石でも難敵です。

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ダイヤで大まかに刃が付くと、仕上げに地元産の青砥で研いで切れを出します。ダイヤの儘では、刃先の粗さと返りの大きさで充分な性能が得られない傾向に在ります。

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最後は、刃の元の部分に好みの紐を巻いて完成です。

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そして、恒例の試し切りに。数人に一人は、凄くハマって練習が止まらないのも、見慣れた光景に成って居ます。

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こういうのは、男子に人気が出そうな内容かと思って居るのですが、あにはからんや女子にも受けている様子なのが毎回、少し不思議では有ります。

アルマイトの色と、紐巻きの際の色を選ぶのが御洒落な組み合わせだと感心もさせられるので、もしかすると実用道具としてでは無く、アクセサリー感覚で捉えているのかも知れませんね。

何れにしても、最後に御願いしているアンケートからも明確に楽しんで頂けている事が伺えるので、有り難い事です。また保護者の皆さんに置かれては、鍛造の助太刀が翌日以降に堪える結果も予想されますので、御自愛を頂ければと思って居ります。

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久々の砥石館イベント

 

先週末は、久々の砥石館イベントでした。アルミの丸棒を鍛造し、整形してペーパーナイフを作る体験です。

私の担当は鍛造の説明・途中での修正と、ベルトサンダーによる整形・研ぎの際の指導と修正でした。

 

 

訪問する度に、何らかの補充が有るのは何時もの事ですが、今回も天然砥石の新顔や、販売用の刃物の追加が。

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三木で製作された肥後守です。他には、京都に出来た工場直営店舗からの包丁も。

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肝心のイベントは、参加者を前に新館長の田中さんが説明する所から始まります。

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過去に製作の、サンプル類です。刃の形状・色染めのバリエーションを基に、御自身で作るペーパーナイフの構想を練ったり、紐巻きの際の色見本とも成ります。

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レールの金敷の上で、ハンマーを振るって鍛造。主として、幅を広げつつ長さを出して行きます。最初に長さを稼いでしまうと、広げるのに要する厚みが不足する為、最初の注意すべきポイントと成ります。

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其の後は私や上野前館長が、ベルトサンダーでナイフの形に削り出します。

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鍛造・整形を終えると、下画像の状態に。

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希硫酸に鉛とアルミを浸し、アルマイト処理を進めます。

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好みの色・濃さを選び、定着液へ。

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柄を付けて、ナイフらしくなって来ました。

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ダイヤモンド砥石で、処理済みで硬くなった表面を削り、小刃を付けます。

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最後は、青砥に依る仕上げ研ぎです。

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刃と柄の境に巻く、紐の色を決めたら巻いて行きます。

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完成です。

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完成すると早速に試し切りと成りますが、此処では大抵、数人に一人の割合で非常な熱意を持って取り組む子が出ます(笑)。場合によっては、切り過ぎて要研ぎ直しに陥る事も。

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今回は、殊に幼い参加者の皆さんが多数派でしたが、途中で投げ出したりせずに取り組んで頂けて良かったです。御父兄の方々にも、感謝致します。普段は縁の無い作業に御付き合い頂く部分も有りましたので御身体、御自愛頂ければと思います。

 

 

 

 

あと、砥石館でのイベント時は前日から出向いて、いつも手伝って頂いて居る方に泊めて頂く事が多いのですが、今回も同様で。

ただ、何らかの料理を頼まれる事が多く、此方も同様でした。取り敢えず、材料は用意して置くのでミートソースを作ってくれとの要望を叶え、序でに持参していたフルーツパプリカと、現地に在った野菜類をつかってミネストローネも作りました。

 

まあ、事前の電話連絡時に聞いては居ましたので、下掲の包丁とスパイ類も持参で向かいました。使い慣れている道具や調味料で無いと中々、思う様な作業が出来なかったりしますので。

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現地では今回、鋳鉄らしき素材のフライパンとルクルーゼの鍋を見付けましたので、来月は数年ぶりにパエリヤとラタトゥイユっぽい物でも作るとしましょうか。

 

 

 

 

 

天然砥石館での最後のイベント参加?

 

M様のナイフ(最初の三本)を研ぎ上げた翌日、亀岡の天然砥石館のイベントに参加すべく出発しました。何でも、遠からず二代目館長の仕切りに移行する予定との事で、もしかすると今回が私に御呼びが掛かる、最後のイベントに成るかも知れませんね。

 

 

何時もの様に?前日から向かったのですが、今回は天候や気温に対する警戒以外の理由も有りました。少し前に当方で研ぎ講習を受けて頂いた、Y様と落ち合って砥石館に常設されている、天然砥石や人造砥石を試して貰おうかと。

ギリギリまでナイフ類と触れ合って居ましたので(笑)、お聞きしていた予定時間を目安に到着した際には、既に販売用のコーナーを御覧に成って居ました。かなり種類も増えて来て、充実しています。

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棚に並んでいる砥石類の説明をしてから、先ずは砥石館に備え付けの包丁(やや傷んで来ている)で試し研ぎ兼、簡易な研ぎ講習に。研ぐ度に、拡大鏡(パソコンに繋いだモバイル顕微鏡連動式)を用いて確認して貰いました。

試し切りと並行して、糸を切る荷重で切れ味が測定できる機材で確認。汎用性を考慮(鋼材と熱処理にも配慮)して研ぎ上げた砥石館の包丁と、数日前に講習で研がれた包丁との比較でも、違いが有りました。前者は300と数十グラム、後者は200gに迫る数値で。

当日試しに研いだ包丁より、数日間ですが使用済みの講習で研いだ御持参の包丁の方が、かなり切れが良かったのが興味深かったですね。440と、恐らくは8A辺りかと思われるので、鋼材の違いは大差とは考え難いです。従って研ぎ角度(つまりは刃先の耐久次第)と使用砥石の差かと・・・一応、同等レベルの硬さと細かさの砥石で仕上げてはいたのですが。

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イベント其の物は、先月に行った内容と同じで、亜鉛合金を溶かして砂型鋳造⇒ベルトサンダーで面付け⇒ダイヤモンド砥石⇒人造砥石⇒青砥⇒研磨剤(8段階程度)⇒ダイヤモンドペースト(3段階程度)に順で鏡に仕上げます。

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前回とは違い、8人ほどと多めに御参加頂けて、感謝致します。全ての方が万全の状態で鏡を持ち帰れたとは断言出来ないのが心苦しいですが、イベント自体は楽しんで頂けた様子でした。

今回、使用しダイヤモンドペーストは結構、良さそうでしたので、自分でも必要性が高そうな番手を幾つか、購入してみようと考えています。まあ、亜鉛合金と刃物用炭素鋼・ステンレス相手では、勝手が違う事も有るかも知れません。余り、磨きの方へ重心を移す事は自戒していたのですが元々、嫌いでは無い方でしたので若干、過去の自分に引き摺られて居る気がして危険ですね。

 

 

 

 

 

砥石の日のイベント

 

10月の16日は、砥石の日(10月14日)に関連するイベントが「みやこめっせ」で行われました。かなり昔から存在を知っては居たものの、訪れる事無く過ごしていたのですが・・・田中さんからの御誘いで、出店のブース?を御手伝いする事に。

 

 

当日は、朝の七時に田中砥石の店の前に集合しましたが其の際、扉の前に張り出されていた案内を撮影しました。

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其の後は車に載せて貰い、会場に移動。裏の搬入口から砥石・資材と共に、かなり大きなエレベーターで内部へ。

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入って見て初めて知りましたが、結構な展示も有りそうでした。特に、砥石の日イベントの会場の横でも行なわれていた絵画的な参加型?イベントも盛況そうで。

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最初は、長机を配置して椅子を並べ、展示物に移りました。

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田中さんのブースの隣では、人造砥石の試し研ぎ体験が行われましたが、実技指導と共に、隣の教室での講演の講師も兼務されて居て大変そうでしたね。

空いている時に訪れた研ぎ希望者の方、数人には簡単な説明やアドバイスをさせて頂きました。

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あと、中央のスペースでは二人掛かりでの手挽き鋸の体験も。

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天然砥石の他にも、人造砥石や研磨に必要な素材や道具の展示も豊富に有りました。

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天然の中には、非売品で展示のみの石も。

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各社とも、イベント価格と思われる御買い得品を並べていた様子で、来訪者も満足そうな表情が多く見られました。相当に低い価格設定で在った、明らかな良品は流石に瞬殺でしたね。始まる前から私も、気に成って居た位の物だったのですが・・・(笑)。

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上記の石は、前列右寄りの鎌砥サイズの物です。その他、人造も合わせて、大小様々な産地の天然砥石。私以外には、田中砥石側として御三方が対応。

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試し研ぎを出来るように、研ぎ桶も一つ設えてはいたのですが手狭な環境で恐縮でした。

中には、主として水木原の内曇り二種で迷われている方も。多少、感想も交えて遣り取りさせて貰ったのですが、此の方からは二日後の今日、意見など聞ける機会が有るかとのメールを頂いたりしました。

実際の私の来訪者への対応としては、砥石の販売に資すると言うより、砥石と研ぎに纏わる四方山話・切り方と研ぎ方に付いての身体操作・果ては鍛冶屋との会話などで、田中さんの役に立ったか甚だ疑問だったのですが・・・多少なりとも反響が有ったと云う事は、無駄では無かったかなと納得する事にします(笑)。

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他にも、久し振りに関東周辺の天然砥石の研究をされて居る高野さんとも御会い出来たので、望外の喜びでした。

当日、イベントに参加する機会を頂けた事、御来場下さった方々には、感謝致します。

 

 

 

 

会場を後にして店舗に戻った所で、取り置き分の対馬を受け取りました。その際、当日にざっと見渡した中で目に付いた、小振りな石も貰って帰って来ました。

下画像が、本当は一番初めに目を付けて取り置いていた方で、難の無さと硬さ・細かさでは(左記に持ち帰った対馬より)上の物です。

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下画像の左が、先の分。

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此方は、中山の合いさです。超硬口と言える硬さと、相応の細かさですが層割れが有ったので、カシューで入念に養生しました。

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人造の1000番で研いでから、今回の対馬。やはり人造中砥の後で、天然仕上げ砥に繋ぐのに重宝しそうです。特に、やや軟口~中硬の巣板が手元に無い場合、傷消しの役割を担ってくれます。

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流石に、同じく持ち帰った硬口以上の合いさとは、硬さも粒度も差が大きいので、やや硬口の戸前を挟みます。此れが無くても、対馬の泥を合いさに載せたり、合いさ自体をダイヤで泥出しすれば、時間は掛かるものの、近い仕上がりには出来ます。

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戸前を挟み、改めて超硬口の合いさで。浅葱もかくやの仕上がりに、狙い通りだと嬉しく成ります。自分では、今後も戸前・並砥・合いさと出て来るであろう中でも、合いさの使い勝手が良さそうな感触を得ているので、なるべく小まめに通って見て行きたいと考えています。

同一品目の小さ目のコッパを各種、取り揃えて試して行く事で、刃物形状や鋼材に対して如何なる仕上がりに成るか、判断が出来るので使い方の目安が掴めるばかりで無く、何れ来たる大き目サイズを購入する場面に備えた、情報収集にも役立ちます。大きな出費となるレベルの砥石には、自分にとって有用な質と性能で有って欲しい物ですね。

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最近の事(砥石館イベントとか)

 

先週の土曜日は、砥石館で小刀造りイベントでした。と言っても、鍛造などを必要とする本格的な物では無く、弓鋸の刃を切断して小刃を付けた簡易的な物です。

普通は、使い古しの刃を再利用するのでしょうが、上野館長の発案で、新品の刃の峰側に小刃を付ける事により、逆側の本来のの小刃をも使用可能に。昔、一世を風靡したサバイバルナイフを彷彿とさせる・・・と感じるのは、年季の入った年代に限られそうですね。

 

 

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先ずは、電動工具で弓鋸の歯を切断しますが、作り手の希望で鋸刃を引き切り方向と、押し切り方向の何れかを選択。

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ダイヤモンド砥石で、両側面から小刃を付けます。

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続いて、御当地産の青砥で仕上げ研ぎ。

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今回は、同時に革シースも作ります。好みの色の革を選んで貰い、表裏の二枚を加工して行きます。

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接着剤で張り合わせた二枚の革を裏表から、二本の針を用いて向かい合わせに縫い、シースは完成です。

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持ち手には、柄巻きですが此方も好みの色の紐です。

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全ての工程を終えて、記念撮影です。

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勿論、きちんとした鋼材ですので、性格に研げさえすれば結構な切れです。

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子供の参加者は途中、集中が途切れがちでは有りましたが、出来上がりには満足して貰えた様子。

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今回も、イベントに御参加を頂いた皆さんには、感謝致します。有り難う御座いました。

 

 

 

 

あとイベントに向かう直前、日野浦さんから鍛え地の黒打ち八寸牛刀が届きました。いつも通り、届くのが不意打ちだっただけで無く、予定に入っていた物だったかなと。来る予定のは、片刃ばかりの筈でしたが・・・オーダーで行き違いがあった可能性も否定できませんが、いざと成れば自分用にと云う手も有ります。

 

しかし記録を確認して行くと、もしかすると北海道のT様への残りか?としか思えず、連絡した所、以前の注文分は終えているが其れも送って欲しいとの事で、無事に行き先が決まりました。

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私のテストで切れと抵抗を確認すると、之まででも最高レベルの状態の刃付けでしたので、手を入れる必要性は低かったのですが折角ですので、ほんの僅かに耐久向上にと角度を調整の上、中山の巣板の中硬・やや硬口で。

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T様には、今後も入手可能な情報や、届いてしまった(笑)現物が有りましたら、御知らせしたいと思いますので宜しく御願い致します。

 

 

 

 

追記です。と云うか記載漏れで。

安価な普及品ですが、自分で初期状態の不具合を改善する方向で研ぎ、デモンストレーションで多少は使って来ただけの、ほぼ新品状態です。

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久し振りに、取り出して来て水浅葱で研ぎ直しました。ブログを通じての知人に向け、送って見ようかと。研ぎ方によって、効果の違いを感じて貰えると良いのですが。

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オピネルは過去に幾つか購入し、取り敢えずカーボン製の一本は頻繁に使って来ました。それは№8で、形状の改善+磨きとグリップのカシュ―仕上げを施した物ですが、№9のカーボン・ステンレスのペアに合わせて此の度、ステンレスモデルも購入しました。

其れに伴い、近所の世話に成った方に贈る為、もう一本を余分に注文した所、ブレードの形状に結構な違いが。片方は小刃を鋭角に研ぐと、側面に傷が入るだけで無く、相当に刃先周辺の厚みも目立つ物。もう片方は、殆ど傷も入らず刃先の薄さも確保されていました。

まあ、厚みの有る方は強度が有るとも言え、普通に自分用で二本持ちの人なら使い分ける手も有りますが・・・今回はプレゼント用でも有り、折角なのでブレードの厚みのテーパー化を正確に行なった上で、小刃も切っ先へ向け漸次鋭角化をと。

 

過去からの手持ちの分、№9のペアです。

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購入した№8のステンレスモデル二本。

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整って居た方。

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整えた方。テストの結果、上の分でも整っているだけ有り、紙の束や捩った物は十分な切れ。ですが、整えた方は更に抵抗が少なく楽に切る事が出来ました。

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最後は、手持ちのカーボンモデルの№8。炭素鋼は基本的に、錆予防を狙って磨きますが、どうせならと形状の改善も含めて手を入れる事が多いです。

しかし今回、改めてオピネルのステンレスを研いで見ると、研ぎ易い硬さ(イコール刃持ちは程々)ながら、その割には摩耗や捲れも控え目。更には「切れ」其の物も可成り良い事に気付きました。寧ろ、ステンレスの方が最高性能の切れを引き出す際に、砥石と研ぎ手への要求が低い印象でした。普通の人に勧めるなら、錆対策を除外したとしても、此方かなと。

下画像のカーボンは、下りが良いし食材の味と香りが変わり辛い筈ですが、其れ以外には錆予防・変色対策に手間が掛かるので、面倒さを楽しめる人向けでしょうね。

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昨日の砥石館

 

一月最後の土曜日は、砥石館で鏡作りのイベントでした。砂型鋳造による亜鉛合金を磨いて行く体験が出来ます。此の先、当面の間は予定が無いそうですので、参加された方には貴重な一日に成ったと思います。

 

型に離型剤を塗布してから、砂を詰めて行きます。

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二つ合わせの表裏、二種類を組み合わせます。

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600度弱の炉で熔かした亜鉛合金を注ぎます。

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少しの時間で冷めるので、型から外します。

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余分なパーツ(湯の経路)を金鋸で切断後、各所のバリなどを取ります。その後は、表に成る面をベルトサンダーで均して研磨工程へ。

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ダイヤモンド砥石で、ベルトサンダーの研削痕が無くなるまで。

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人造の400番・1000番で傷を小さく。

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最後には、細かめの青砥や巣板で。

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台座上に敷いた布に、GC・WAなどの研磨剤を10段階ほど(120番・240番・600番・1000番・2000番・4000番、その他)磨き続け、完成です。

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何故か今回は全体的に、表の面や裏面の凹み以外にも、研ぎ出して行く内に傷が入り易くて消え難い素材と成ってしまいましたが、仕上がり此の度も、御参加下さった方には感謝致します。

 

 

 

 

 

先週末の砥石館

 

先週末は、砥石館でイベントでした。アルミの丸棒を鍛造してのペーパーナイフ作り、親子で参加型の例のやつです。

 

到着してみると、すっかり冬らしい外観に。

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イベント前の時間に、少し近況を伺ったり。

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直前のタイミングで、館長は伊予砥の採掘元へ出掛けていたそうで原石も仕入れられていました。

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切断する機材も充実して来ていただけに、切り分けも問題が無さそうです。

 

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早速、一つ研いで見て欲しいとの事で、ダイソーの包丁で。硬過ぎず柔らか過ぎず、適度な粒度でも有り研ぎ易い質です。

過去の少ない経験では、伊予砥の白い硬口は備水の超硬口並みにシャリシャリで滑り勝ち・茶色多目は但馬砥並みにザリザリと荒い感触だとの印象でしたが、丁度その中間に感じます。

 

 

そうこうして居る内に開始と成り、所々で補助しつつの鍛造。

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薄く叩き伸ばした時点で、ベルトサンダーによる削り出し。

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着色前のアルマイト処理。

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着色⇒封孔

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ダイヤ砥石から青砥での研ぎ。

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同じく、鍛造から研ぎ迄ですが、此方は形状から拘りが強く、切れにも妥協は無し。

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次回イベントである、砂型鋳造による鏡作りにも参加される程、熱心に取り組まれています。同様に熱意に溢れる方の中には、ペーパーナイフを作り終えるや否や、御持参の包丁研ぎに勤しむ方も。参加人数は幾分、少なかったですが今回も、御参加頂いた皆様には感謝です。

 

 

 

 

帰宅後、上野館長から分けて貰った伊予砥を何時もの切り出しで試し研ぎです。

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硬目の青紙一号の刃金、鏡面状態からの研ぎでしたが、滑り過ぎずに研げますし、地金は更に良く下ろしています。人造の中砥と違って傷も浅く、其れを消す労力は少なくて済みます。

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此処からの研ぎ直しは、切り落としや手の平サイズで。大平の蓮華入り巣板やや硬口から。

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中山の天井巣板、硬口ですが当たる筋を避け損ない、地金に跡が残って居ます。

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中山の巣板、やや硬口と硬口で刃金の研磨痕と地金の跡を薄く。

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水浅葱で仕上げです。若干の粗は有りますが、自分用の普段使い・試し研ぎの用途ですから良しとします。精度を高く求めるならば、流石に二回りは大きなサイズ(出来れば相性にも優れる)の石を用いる事に成ります。

砥石、それ自体が良質で有れば、相性的に特に好適と迄は行かずとも、個性の邪魔をせずに研ぐ事で相応以上には仕上がります。ただ、当たる筋や不純物などが有る場合は、避けたりいなしたり除去する等の対応も必要に成りますが。

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