一月最後の土曜日は、砥石館で鏡作りのイベントでした。砂型鋳造による亜鉛合金を磨いて行く体験が出来ます。此の先、当面の間は予定が無いそうですので、参加された方には貴重な一日に成ったと思います。
型に離型剤を塗布してから、砂を詰めて行きます。
二つ合わせの表裏、二種類を組み合わせます。
600度弱の炉で熔かした亜鉛合金を注ぎます。
少しの時間で冷めるので、型から外します。
余分なパーツ(湯の経路)を金鋸で切断後、各所のバリなどを取ります。その後は、表に成る面をベルトサンダーで均して研磨工程へ。
ダイヤモンド砥石で、ベルトサンダーの研削痕が無くなるまで。
人造の400番・1000番で傷を小さく。
最後には、細かめの青砥や巣板で。
台座上に敷いた布に、GC・WAなどの研磨剤を10段階ほど(120番・240番・600番・1000番・2000番・4000番、その他)磨き続け、完成です。
何故か今回は全体的に、表の面や裏面の凹み以外にも、研ぎ出して行く内に傷が入り易くて消え難い素材と成ってしまいましたが、仕上がり此の度も、御参加下さった方には感謝致します。