北海道のS様から送られていた、本焼きに取り掛かる所で他の事柄も少々・・・同時進行にて進めていました。
(お待たせして居りましたが、今週末に完了の予定です)
前回の中山の巣板の続きを求めて、再訪して来ました。好みに合う幾つかの砥石を選別し、資金が出来るまで取り置きにして貰いました。当日に持ち帰れたのは、下画像の小振りな二つのみ。
右の方は中硬の砥ぎ易い物で、色柄と砥ぎ感から何となく合いさっぽい印象も。対して左側は、可成りな硬口で平面維持が確りしています。仕上がりも明るく、研ぎ方如何では半鏡面程度まで持ち込めます。
他には、久々の天然砥石館イベント。割合に人気が有ったんでしょうか、アルミ丸棒を鍛造してのペーパーナイフ作り再びです。今後も三回くらいは行われるそうですし、合間には亜鉛合金を鋳造しての鏡作りも有るとの事。しかし必要充分な迄に磨き上げるのは、相当に大変そうですが(笑)。
見本の形状を参考に、好みを聞いて私がベルトサンダーで整形。
アルマイト仕上げを御希望の方には、好みの色を選んで貰います。
好みの木製の柄を付け、いよいよ研ぎです。先ずは電着ダイヤで、仕上げは青砥。
希望する方には、刃の付け根への紐巻き。
完成すると、以下の様に。
キッズには、紙切りがハマると辞められない様ですね(笑)。此れは何時も見られる現象で。
今回も、イベントに御参加下さった皆さんには有難う御座いました。御家庭でも、実際にペーパーナイフ・レターオープナーとして活用し、偶には研いで上げて頂ければと思います。
あと、少し先に取り置きの中山の巣板(小振りな原石程度)を引き取りに行きますが・・・其の中の一つと今回、試し研ぎの画像で使用したコッパ位は、砥石館に置いて貰えるかも知れません。原石の方は、試し研ぎ可能なコーナーに入れば訪問者にも感触を確認して貰えるでしょう。