先週末は、砥石館にてペーパーナイフ作りイベントの二回目が行われました。
今回は、腕に覚えの有る方がベルトサンダーを自ら駆使して削っていました。しかも確か初になる、一日に二本目に取り掛かった方でした。色々とパワフルですね。
右の二本は、見本です。左の三本は、個性溢れますが・・・偏(ひとえ)に叩き方に由来する物です。其処から私が、元の形状の名残りを消さない方向で削って行きます。
上画像が、削った後の状態です。
やはり、試し切りは付き物ですね(笑)。
他にも、来館者の中には複数の包丁を御持参の方も。初心者向け研ぎ講習を御希望だった様ですが、(砥石の説明を聞く内に?)御持ちの人造中砥の次に使うべき砥石を探してもいるとの事でした。
勿論、人造の仕上げも候補に入っているとは思いましたが、此処では天然の中砥・仕上げも数種、購入できますので薦めてみました。結果、中仕上げとも言える青砥と会津に候補が絞られ、少し硬めの青砥を試し研ぎの上、購入に至りました。人造中砥での永切れに不満が有ったそうですが、此れで幾分は改善されると思われます。
砥石館では、この先にも色々とイベントを画策?していると見え、電気での焼き入れに使うコイル・鋳造の為の電気炉も用意していました。
更に、少し前に砥石館にて研ぎ講習を受けて頂いたH様とも合流。御希望の砥石の選別を手伝って欲しいとの御依頼を頂きました。今後、可能であれば一緒に現場へ出掛けて入手、の方向で纏りました。
あと、H様は自力でレジノイドでのダイヤ砥石を注文して作って貰って居るそうで、硬さや粒度などを自由に選べるとか。試しに使ってみろと渡して頂いたのが下画像の20000番。
次いで、送って頂いたのが600番です。試してみるのが楽しみですが、もしかしなくても今後、注文する機会が有れば私の分も幾つか一緒に頼んでみたいなと考えて居ます。
砥石館イベントに御参加下さった皆さんと上野館長、H様と過ごせた一日に感謝です。御子様連れ対応のペーパーナイフ作りイベントは、年内にあと一度、十月末日に三回目が有りますので、興味の有る方は覚えて置いて頂ければと思います。