この前の連休に、例年通り岐阜県関市の刃物祭りへ行って来ました。日曜の後半だったのですが、天気も回復したからか初日に劣らず結構な人出でした。
いつもの予定通りに元同僚と合流後、鰻屋の順番待ちリストへ署名してから刃物会館周辺を見て回り、例年以上の待ち時間を乗り越えて食事。その後、作家が集まる会場「アピセ関」へ向かい日野浦さんに面会。
以前に話していた常連さんからの依頼品である斧的に使える鉈の件と、更に以前から頼んでいた切り出しの件を聞いてみたのですが、やはり図面を貰いたいので送ってくれないかとの事。結局振り出しかい、と心中でツッコミ。
亀岡の天然砥石館が稼働して自分も常時関わる様に成ったら、週末での仕事になるでしょうから刃物祭りに出向くのも困難になるかもと説明すると、何れはイベントだか広報だかで協力できれば。それと又、遊びに来いと言って頂けたので、もう一度月山さんと叩きに行きたいですねと返事をして別れました。
同時に睦さんのブースにも寄って、手頃な鉈を一丁買い求めました。見れば常連さんが特注のイメージ造りの参考になるかも知れませんし、父親へのプレゼントの意味もありました。
その後、新町でしたかの出店の通りへ
関での締めはカフェでゆっくりするのですが、最後に元同僚がチャレンジャー部門で販売している自作のナイフを一本、選んで頂いてしまいました。いつも感謝です。一応、今年は但馬砥の薄いですが面積は十分な物をお土産に持って行きましたが。
あと、12日には「森のステーション亀岡」で各分野を担当する方々の会合へ、後半ですが混ぜて貰ってきました。先ずは当面の22・23日のイベントについて最終的な打ち合わせがメインでしたが、我々に直接関係する施設たる亀岡交流会館の今後の改装予定、其れに対して取れる役割分担について市側の担当者・チョロギ村の方々とも情報や認識の共有を図れて良かったと思います。
そのイベントですが、様々な演者の方々が演し物をされたり展示物が有ったりする中で、小西様から本焼き包丁を一本、展示用に寄付して頂いたそうです。土橋さんからは其れを研いでくれないかとの依頼を受けました。
まあ先ずは状態を見てからと言う事で、拝見するとやはり研削痕がハッキリの切り刃。展示する場所は研ぎと天然砥石にスポットを当てた施設であるので、いくら名品でも、この侭ではコンセプトにそぐわない気はしました。
そう云う経緯から、私はそれ程、本当の美観を最優先にした研ぎは得意で無いので精々、綺麗な実用品程度ですよと断った上で研いでみる事になりました。あと、何処かで見た事が有る模様(刃紋)ですね。
天然砥石館予定地では、イベント後の10月29日・30日を始め、11月中の土日限定で仮設開館となり、その期間は研ぎ・研ぎ指導が無料となっています。
12月から3月一杯は改装期間に入りますので、正式開館は4月になる予定です。更に先には、階上に入るちょろぎ村がプロデュースする店舗が正式に稼働するとの事。但し同じく、11月中は土日限定で営業されるそうです。
刃物や砥石が沢山!北海道もこんな刃物のお祭りしてくれたらなぁ。。
北海道では刃物専門店自体が少ないのでしたか、確か宮城(仙台周辺?)もその様に仄聞した覚えが在ります。
やはり岐阜県関市(世界有数の刃物産地)や大阪府堺市(和包丁の本場)みたいな所は規模や知名度が段違いですね。他にも島根のたたら関係や新潟の三条周辺も聞き及びます。
何処にしても、北海道在住者に気軽に来て欲しいなんて言い難い地域ですよね。まあ、そう言う私も関以外は行った事が無いんですけどね。何れ機会を伺って・・・とは思っていますが。