偶々の追加の砥石

 

二週間ほど前から一台目、一週間前から二台目のパソコンが不調に成っていました。一台目は(ベスパディーラーの方に)直して貰い、二台目は組んだ方に相談する為、高雄に出掛けました。

其れを知った方から、御薦めが有ればと要望も有り、面付けされるのを横で待ち構えつつ、現場にある中から二つを選別して持ち帰りました。

 

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何方も御買い得品でしたが奥殿の硬口巣板、茶色です。左は、マズマズの厚さと砥面の広さも有るのですが、濃い筋は研ぎ減ってしまう迄は邪魔になります。そして薄い右側は層の並びが斜向していますが、余り仕上がりに悪影響は大きく出ません。

 

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刃・地共に、かなり明るめに仕上がります。

 

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此方も上の砥石に準じる仕上がり。但し比較すると、研ぎ加減は食い付きが若干ですが強く、扱いに注意を要します。

 

 

 

 

他にも月山さんから、フォールディングナイフと合わせて砥石を送って貰ったのですが・・・以前に分けて貰った成の1000番の後継機種?の600番も到着しました。

 

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成の600番ですが1000番の研ぎ感とは、幾らか趣を異にしますが研磨力と平面維持に優れる特色は、同一路線を継承しているのを感じます。

 

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1000番は、最近の人造で最も気に入った砥ぎ感(とビトリファイドに引けを取らない?研磨力)で、且つ又、研削力に優れるビトリファイドでは地を引くタイプの鋼材に対処出来るのではと期待しています。

今回の600と合わせて、その方向で活躍してくれると最高ですが、其れとは別に600からの1000に繋ぐ研ぎはバランスが良く、一つの王道路線に成りそうです。

 

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序でに、尚さんの所で分けて貰った成の3000番(小さ目のサンプル)。砥いで見れば、仕上がりが綺麗で切れも良いとの説明にも頷けます。600・1000と比べてみると少し、確り感とは違う柔らかな受け止め方にシフトした印象かなと。

 

 

 

 

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最後に、何時も通りに研ぎ上げて置きます。中硬の巣板・合いさ・八枚の系統、切り落とし。

 

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奥殿の(超)硬口の巣板茶色・若狭の浅葱、切り落とし。

 

 

 

 

 

「偶々の追加の砥石」への2件のフィードバック

  1. 御世話に成って居ります。でも、試してからで大丈夫ですよ。あと、砥石に興味を持たれている方には参考に成るかと、ブログ記事を挙げる予定ですので、御笑覧頂ければと思います。

    まあ、マニア以外には細かすぎる内容かも知れませんが・・・(笑)、私の研ぎへの考え方と、其の延長線にある天然砥石への拘りが御理解頂けましたら幸いです。

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