生来、食い意地が張っている訳では無いのですが(完全否定も仕切れませんが)、実家が食堂だったり自身が栄養学部だったりした事も有り幾分、料理には興味を持って来ましたので食べ物の記事も偶に有る訳です。
十日ほど前、(和菓子屋の旦那に付き合って貰って)日本橋にパソコン関連のパーツを買いに行った折り、ベトナム料理の店に気付きました。一週間後、現場近くに在る車のディーラーへの所用の序でに立ち寄ってみました。
牛肉のフォー。色々と馴染みのないメニューも有ったのですが、味付けその物の特徴を知りたかったので、一般的な材料の物を選びました。
同じ理由で、鶏肉の串焼きです。何れも、ハーブやスパイス数種を使って爽やかな風味で、味のベースとしては甘みが必須なのかなと。フォーの方が(牛肉使用だったからか)素材の持ち味をストレートに出している印象。
一昨日は、御世話に成っているベスパのディーラーの方から電話で御誘いが。ミラノで料理人をされている共通の知人が、帰国したので一緒に食事に来ないかと。
芦屋に在る店まで寒さに耐えつつベスパを飛ばし、懐かしい方(以前に研ぎ講習を受けて頂いた経緯も有ります)との再会と、優れた料理との出会いと成りました。
何れも濃過ぎない味付けながら、素材の味を引き出す・飽きさせない料理ばかりで感服しました。何でも、大使公邸で仕事をされて来た料理人の方が腕を振るっているとの事で、和食の括りでありつつも?和洋折衷(だから日本料理、の枠では無いのでしょう)の良い例を見せて頂きました。
ベスパのディーラーの方には、当夜も御世話に成りました。研ぎの御依頼も頂き、併せて感謝です。懐かしい方には、今後の和包丁の講習で御待ちして居ります。
直接に関係は無いと思いますが昨日、見かけた若牛蒡を買って炊いてみました。丁度、前日に馴染みの豆腐店で田舎豆腐・田舎揚げも購入していましたので・・・その昔、祖母が作っていた(確か当時は厚揚げ仕様だったと思いますが)のを思い出しながら。
豆腐その物は、麻婆豆腐に。余り、ミンチは使わないので豚肉の小間切れを更に細切れに。其れを冷凍していた大蒜・生姜少々と豆板醤・豆鼓醤・甜麺醤等で炒めて調味・出汁投入からの豆腐。
ですが、此れ全部は多過ぎた様です。普段は通常の木綿を一丁でしたが、間隔が空きすぎて量の加減を忘れていました。
通常の山椒以外に、少し前に買い足していた花椒も使って見ました。日本の物に比べて、より華やかな(重層的・幅広)香りですね。
若干、豆腐のボリュームに負けてしまいましたが、味的には問題が無かったので良しとして置きましょう。目分量や勘で作るならば今後は、やはり定期的に作らないとと思いました。