「病膏肓に入る」の若い方が

 

昨日は、以前から数度お会いする機会が有った重病の方が、自宅を訪問下さいました。この春からは、やや近所に引っ越しをされて来たとの事で奇縁を感じますね。

私の手持ちの砥石に御興味が有るとの事で、満を持しての御来訪。刃物も複数御持参で、試し研ぎをして貰いつつ砥石談議に。自然と話題は、砥いだ刃物の切れと切り方についての関係性に。

僭越ながら、対象へ当てる角度や圧力・方向性に加え、体の使い方に付いても助言をさせて頂いたり。まあ此れは茶飲み話の座興、程度の認識に留め置き下さい。まだまだ生兵法は何とやらの域を出ませんので。

 

 

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御自作の切り出しから試し研ぎの図ですが、可成り見事な完成度の作品です。

 

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当然包丁も御試し。

 

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途中休憩に、イチゴ大福とダージリン。今回はオータムナルです。偶々出ていた皿なので変ですね。右は、御土産にと頂いた桜餅の袋。

ティータイム二回目は、その桜餅に対して珈琲を淹れてしまい、流石に妙過ぎたかも知れず申し訳無かったです。後で考えれば、伊勢茶も有ったのですが。

 

 

 

後半は試し切り(冷凍生姜は面白くて実用的)と身体操作の話しで長時間、御相手願いましたが興味深く耳を傾けて頂き、天然と研承の双方を御買い上げ下さり有難う御座いました。

松阪で仕入れていたのが存外、早くも吉と出ました。天然は売る程御持ちの事と思いますが、研承の砥ぎ感と性能は期待に違わない個性と特徴を加えてくれるでしょう。

今後の私事ではチラッと話題に上りました通り、本筋以外で所用が増えそうな雲行きですが又、遊んで頂けるのを楽しみにしております。O様、此の度は有難う御座いました。

 

 

 

 

 

「「病膏肓に入る」の若い方が」への2件のフィードバック

  1. 先日は貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。体や刃物の使い方についてのお話はとても興味深く、自分の未熟さを思い知りました。購入させて頂いた砥石はどれも素晴らしいもので、研ぎの時間が大幅に短縮出来そうです。またお会い出来るのを楽しみにしています。それまでに今回教えて頂いたことを少しでも自分のものに出来ればいいなと思っております。

    1. いえいえ此方こそ、お付き合い頂きまして有り難う御座いました。

      拙い動きと説明でも、興味を持って聞いて下さるので調子に乗って長々と失礼しました。練達の士から見れば、御遊戯どころか赤子の稚技にも等しいので、飽くまで参考までに。

      翻って砥石達は、狙い通りの性能を発揮してくれた様で良かったです。お奨めした甲斐がありました。今後も宜しく御願い致します。

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