砥石の勉強の為に

 

この前、天井巣板に触れる事が出来た所へ再び出掛けて来ました。尚さんと一緒なのは変わりませんが、今回は採掘している山へ連れて行って貰い、現場を見ながら手伝いをしつつ、実地に教えて頂く機会に恵まれました。

 

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本巣板の天井辺り?

 

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大きな原石です。

 

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此方は自分で割った所だったかと。

 

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前回頂いて帰った、ピンク掛かった紫の入った物と同系統に見えますね。

 

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主としては中腹と、山頂手前の辺りが手付かずと言うか新たに見つかった様な場所ですが、下画像の山頂手前の剥がれかけた層が露頭している部分などは見ていて分かり易いです。

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この付近で並んで採掘していた折りに、私が採った妙に硬い小さ目の砥石が変わっているとの事で、村上株だな。などと話しながら作業する一コマも。

因みに、鉱脈の露頭している部分が株で、其れを掘り進めて行くと間府になるのだとか?

 

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かなりの量の原石の採掘・鍛えを終えた所。天井巣板から八枚辺り?

 

 

御当地に産する砥石の特徴や、其れに付随する加工上の注意点、更には加工法その物も説明して貰えました。というのも、指導に当たって下さる方が古来より伝わる山本流の採掘・加工法を継承する方で、私の事は内弟子(通いですが)扱いしても良いと言って頂けたからです。

自分としては、砥石に関して採掘場所の周辺から原石の状態、更には加工の良し悪しによって如何なる違いが出るのかまで、興味のあった内容を網羅する勉強が出来る、願っても無い機会です。喜んで御願いして来ました。

喜んでいた為か、慣れない傾斜地での行動で疲れていたのか、当日に採れた肝心の石は置いて来てしまったのですが、今後もちょくちょく寄せて頂けるので、近々連れて帰れるでしょう。此の度の二日に渡る勉強に感謝すると共に、今後も御指導宜しくお願い致します。

 

 

 

 

「砥石の勉強の為に」への4件のフィードバック

    1. タマキ様

      有り難う御座います。これ迄、こつこつ追求してきた事の集大成的な実地研修になりそうです。

      其れを実現させてくれた、周りで御心配や御配慮下さった方々の後押しにも感謝です。

      これを通じ、少しでも砥石の真実や研ぎの真理を垣間見て御伝え出来れば幸いです。

  1. 2回めの講習時も大変おせわになり有難うございました。
    また新しい薄刃を購入して、わすれないように練習を続けています。

    11月30日の記事を興味深く読ませていただいて、来年は楽しみな年になりそうだなとおもっていたのですが、すでに想像以上に大変なことが起こっていたんですね。

    これから益々お忙しくなるかと思いますが、体調に気をつけられて頑張ってください。

    また興味深いブログが更新されるのを楽しみにしています。

    1. K様

      有難う御座います。薄刃にはこだわりが強い御様子ですが、私の説明などが御役に立てて居れば幸いです。

      今後は記事の内容が、研ぎの御依頼に御答えする際に効果を乗せて、御見せ出来ると考えています。また、将来的には砥石の御要望にも御応え出来ればと思います。

      これからも、宜しくお願い致します。

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