週末辺りに、予定通り新潟へ出かけてきます。日野浦さんの御厚意で再度、鍛冶体験をさせて頂くのですが今回は合わせ(二枚合わせの鍛接)でなく、小さいながらも割り込み(二つ折りの間に挟む鍛接)をやってみる予定です。
前回もそうでしたが、失敗しても難易度の程が知れるので利器材で無く鍛接を、と無理を聞いて貰えました。勿論、使えるレベルの物が出来れば尚良しですが。そういう訳で、この先の三日間くらいは電話やメールには対応出来ませんので御注意下さい。尤も、元々電話は殆ど出ていないので変わりませんね。
事前準備と並行して、あと二つの研ぎも仕上がりました。一つは砥取家にて、初めての研ぎ講習を受けて頂いた九州の方が御依頼を下さった味方屋作三徳への研ぎ。包丁購入時に合わせて初期研ぎも、との事でした。本日発送致しますので、到着までもう少々お待ち下さい。
シャプトンの1000番の後、丸尾山巣板・千枚・東の巣板で刃先のやや鋭角気味の状態から、永切れ重視・抜けの改善を狙って角度と変化を調整しました。
もう一つは、私がお世話になっている方へ御礼を兼ねた研ぎでした。以前、一度(二度かも?)砥いでいた物ですが、暫く研がずに経過したので研ぎ直し。主にてっさを引く用途で御使用です。
地・刃ともに丸尾山巣板・八枚・千枚・東の巣板で仕上げ、裏押しは鏡面青砥で仕上げました。此方は本日、お届けに上がります。
最後に亀岡の天然砥石館について、情報を得ました。一応、現在の予定ではと御断りが要るかも知れませんが、四月の13・14日にプレスデイ。22日にオープンとなるそうです。もうこれ以上、予定がふらふらしないでくれると有難いですね。内装の追い込み、頑張って頂ければと思います。