一昨日の砥石の選別

 

一昨日は又、砥石の選別(頼んでいた物の引き取り?)に行って来ました。主にはブログを通じた知人からの御依頼品ですが、日野浦さんからも鎌研ぎに使うのでと依頼されていました。

 

前者からは三河対馬のペア、後者からは大村砥の御要望でした。偶々、少し前に店先に並んでいた三河の数本を見て、一つを自分用に取り置きして居た事。その後の御依頼で対馬を選んだ結果、置かれている対馬の性能に感心した事から話題を振った所、次の御依頼に繋がりました。大村砥に関しては、此れも以前から電話による日野浦さんとの遣り取りで、話題に出ていた為です。

 

 

先ずは、三河です。此方(下画像)は、私用に取り置きしてくれていた物です。少し前には数本、纏めて並んで発送待ちのシーンを目撃したので、未だ相当数の三河が有ると踏んでいたのですが・・・もう此れと、田中さん本人の分しか無いとの事で。

従って、ブログ友さんには私の分を。私には田中さんの分をという事に成り、残すは店舗用の見本のみに。

KIMG2818

 

(空いた私の取り置きボックスに自分のを入れてくれましたが)

KIMG2817

 

当日は、珍しく希少な日照り山(戸前の蓮華入り)を試し研ぎ出来る機会も有ったのですが、余りに珍しい物は自分用に(私は実用本位なので使う事が前提)持ち帰るのは躊躇してしまいます。

ですので、上の譲ると言ってくれた三河に関しても、先々で追加が見込めなさそうな場合、御返しするつもりでは有ります(まあ、過分に高価な砥石なので、という理由も有るのは言わなきゃ分かりません(笑))。

KIMG2806

 

 

ブログ友さんは、対馬も御希望でしたので・・・私の取り置きと双璧を成す(大袈裟)ほどに良さそうなのを。

KIMG2828

 

 

後は、御世話に成って居る人用への分と。

KIMG2829

 

 

取り置きとは別に、追加の自分用に。上の砥石と比べ、確り見ないと判別不可能な程ですが、若干の難が有ります。

KIMG2830

 

 

更に、追加の小型対馬と中山のコッパ。

KIMG2823

 

KIMG2820

KIMG2821

KIMG2822

 

 

最後に、日野浦さん用の大村砥です。何でも、鎌研ぎ用に使うが人造とは仕上がりが違うので新たに欲しいと。

KIMG2831

 

 

 

 

前回に購入の150番(今回も二本追加購入しました)から、切り出しを修正研ぎ。裏が不安定だったので、糸引きを入れて居ましたが、もう随分と表裏から研ぎ進んで来たので消そうかと。

KIMG2835

KIMG2836

 

研磨・平面維持に優れた1000番に繋ぎ。

KIMG2837

KIMG2838

 

対馬砥です。適度な研磨力と、明るめの仕上がりが特徴的だと感じます。硬さと平面維持は、天然中砥としては中庸かと。

KIMG2839

KIMG2840

 

対馬砥の後は、やや軟口と中硬の巣板各種で仕上げ研ぎをして、最終は水浅葱で元通りに。

KIMG2843

KIMG2844

 

 

砥石の御依頼を頂いた御二方には、有り難う御座いました。御満足を頂ける質だと思いますが、御試しの上で御確認下さい。

また田中さんには何時も通り、御高配を賜り感謝致します。当日、「近傍の倉庫」の整理をしに行くので、珍しいのが有ったら取って置く・・・との御誘いを頂いたからには、遠からず伺いたいと思って居ります。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>