今日は、天然砥石館のイベントを手伝って来ました。過去にも好評だった刀匠監修の小刀作りと、法螺貝の演奏・ミニライブと盛り沢山。
展示されていた、村正と将大刀匠の刀
甲冑も
撮影も順次行われています
何か、其れっぽい感じで活躍の掲示板
法螺貝の音を確り聞いたのは初かも。甲斐でなく、若狭の武田さんもゲストで。
特設ステージ
演歌や
河内音頭を披露。あと、サクラ大戦でしたか。
私は今回、ライブなどを披露してくれる「刀ガール♡杏ちゃん」さんが事前に体験で作っていた、刃紋入り小刀の仕上げに付き添いです。
その前に、御持参頂いた包丁を使用して研ぎのビフォーアフターです。研ぐ前にトマトを切る画像を撮り、私が砥いだ後の切れと比較。違いに驚きつつ、喜んで頂けた様子。
其の後、真打の小刀を砥いで行きます。ベルトサンダーで研削した状態からのスタートで、形状は流石に刀匠仕上げですが兎に角も砥ぎ目を消すのに荒砥を延々、掛けて行きます。次に人造中砥で中仕上げ。
其処からは大きすぎる研削痕に見切りを付けて、巣板で傷を浅くします。最後は小割りの各種、千枚・奥殿天井巣板・奥殿内曇りで刃と地の対比を出します。基本的に、刃金は砥石館に在った中山の並砥で最終仕上げとしました。
下画像は、取り敢えず撮影の流れでキリの良い所で止めた状態。皆が食事に行っている間に、更に研ぎ進めました。ですが其の画像は撮り忘れたみたいです。
現場での急ぎ仕事では有りましたが、御本人的には割と満足して頂けた様子にて安心しました。
また、砥石関連の情報を引き出したり、研ぎに纏わる信条に付いても聞き取るなど、意欲も有り理解も速くて感心しました。砥石や研ぎに興味を持ち、情報を発信して貰えればと小さなサンプルもプレゼントして来ました。
ライブ終わりには、来場者・子供と記念撮影に勤しんでいらっしゃいました。画像の得物は、上野館長所蔵のです。杏ちゃんさんを始め、演者の皆様・市職員の方々・応援頂いた方々、お疲れ様でした。良いイベントを手伝う事が出来、感謝致します。