箸休め?の研ぎ

 

北海道のT様からの篆刻刀は、私にとって初めての形状(柄)だったり狭い面積を平面気味にとの御意向もあり、角度を固定しての研ぎが容易では無く・・・。進捗が遅いのみならず手指の摩耗対応をも勘案して、少し長期戦に移行。

間欠的に研ぐ、その合間を別の物を研ぐ時間に当てました。一つは私の習い事の、関西の纏め役から預かっていた包丁。もう一つはベスパのディーラーの方のナイフ。刳り小刀を届けた際に此方もと。共に、いつでも良いからとの言葉を添えて渡された物。

 

 

先ずは包丁から。小さな欠けと、そこそこの錆が問題ですね。出刃としては若干、鋭角な気がしますね。ただ、大幅な修正を必要としない切り刃に研がれているので、対症療法的な日常手入れレベルの略式の研ぎです。

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今回程度の研ぎでも、切れと永切れの両立を図りつつ、使用中の錆の発生・使用後の錆と変色への対処が軽減されると思います。

 

 

 

此方は更に、状態も良かったので珍しく天然のみで砥ぎました。天草⇒黒蓮華⇒水浅葱で短時間に満足いく切れが得られました。

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T様には予定より御待たせが長くなり、且つ御希望通りの刃付けとなるか不確定ですが、もう少々御付き合いを頂けます様、宜しく御願い致します。

 

 

 

 

 

「箸休め?の研ぎ」への4件のフィードバック

  1. 村上様

    おそらく篆刻刀を使うのは正月くらいになると思います。
    今は仕事が忙しく篆刻の時間が無いので、、、。

    手をしっかりお治し頂き、ゆっくりやって頂いて大丈夫です^_^。

    宜しくお願い致します。

    北海道T

    1. 有難う御座います。手が擦り減るのも大した事は無いので、明日中には一応の完成を見るのではと考えて居ります。しかし仕上がり次第ではもう一回戦、かもと。先ず先ず切れに問題が無ければ、一旦御試用を頂く為に御返送も?とか、悩ましいですね。

    1. そうですね、確りした髪なら切れる位には成っていますが、もう少し砥いで見ましょうか。あ、こっちは銀色の二本に付いてでした。黒いのはもう少し御希望寄りに成って来ています。

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